こんにちは!
グリットの草野です!
不動産を売買する際に非常に重要な「インスペクション」についてお話ししますね。
インスペクションとは、簡単に言えば住宅の「調査」や「点検」のことです。
特に中古住宅の売買前に行われることが多く、住宅の劣化や欠陥を専門家が確認し、必要な修理時期や費用についてアドバイスをしてくれます。
ホームインスペクターと呼ばれる資格を持つ専門家や建築士が、このインスペクションを行います。
今回は、インスペクションのメリットや費用、依頼する際のポイントについて詳しくご紹介します。
目次
中古住宅の売買において、インスペクションはトラブルを未然に防ぐために非常に重要です。
建物の欠陥を知らずに売却してしまうと、引き渡し後にトラブルになることがあります。
しかし、インスペクションを行うことで専門家による客観的な診断を受け、建物の状態を明確にすることができます。
これにより、売主だけでなく買主も安心して取引を進めることができます。
インスペクションでは、屋根や外壁、内壁、排水管や給湯管などの状態を目視でチェックします。
修繕が必要な箇所があれば、その費用や時期についてもアドバイスを受けられます。
通常、売買契約前に一度行われ、所要時間は一戸建てで2~5時間、マンションで1.5~2.5時間が目安です。
インスペクションで確認する項目は会社によって異なりますが、一般的には以下の部分をチェックします。
家の傾きや内部の鉄筋状態などを調べるために、機械を使った精密な調査が行われることもあります。
こうした調査は、基本料金とは別にオプション料金がかかる場合があります。
近年、中古住宅市場におけるインスペクションの重要性は増しています。
2018年4月に宅地建物取引業法が改正され、不動産会社によるインスペクションの説明や調査結果の報告が義務化されました。
また、2020年4月には民法改正により、中古住宅の売買に関するルールが明確化され、売主の責任が重くなっています。
インスペクションの費用は業者によって異なりますが、一戸建てで5~6万円、マンションで4~5万円が相場です。
詳しい検査オプションを付ける場合は10万円前後になります。
オプションには、機械を使った検査や耐震性の審査が含まれます。
インスペクションを行う会社には、不動産会社やリフォーム会社、インスペクション専門業者があります。
価格だけで選ぶのではなく、実績や経験、対応の良さを重視しましょう。
インスペクターが建物の状態を分かりやすく説明できるかどうかも重要です。
インスペクションは住宅の状態を総合的に調査し、劣化や欠陥を把握することが目的です。
一方、瑕疵保険の検査は保険の対象部位のみを確認し、加入基準を満たしているかをチェックします。
瑕疵保険は保険対象の不具合を補償するため、売主にも買主にもメリットがありますが、インスペクションはより広範囲の調査を行います。
不動産売買は大きな取引であり、インスペクションを利用することでトラブルを未然に防ぐことができます。
信頼できる不動産会社でホームインスペクションを実施し、適切に検査してもらうことで、売主も買主も安心して売買が可能です。
インスペクションを活用して、スムーズに不動産売却を成功させましょう。
不動産売却や購入を検討されている方は、ぜひインスペクションの実施を前向きに検討してみてください。
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しかし、これは物件を売る前にリノベーションを推奨するものではありません。
実際、物件を売る前に大がかりなリフォームや修繕を行う必要はありません。